小椋悟:人物概要

小椋 悟(おぐら さとる、1957年11月20日 - )は、日本の独立系を代表する映画プロデューサーの一人である。
株式会社小椋事務所代表。公式サイト http://www.ogurajimusyo.jp/index.html
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神奈川県出身。
初期は映画だけでなく、映像全メディアの制作をこなし、音楽家としても舞台音楽、アニメーション音楽等で活動、ゲームのシナリオも制作なども行っていた。また近年では、アジアを代表するプロデューサーであるビル・コンとともにプロデュースするなど、活躍の場を世界に拡げている。

小椋悟氏 略歴インタビュー

■この世界に入ったきっかけは?
「知り合いから『PLAYBOY』の撮影素材(映像)の仕事をやらないかと声をかけられて。それまでにも映像関係の仕事をしていたことがあったから、二つ返事で引き受けたらその後もあれよあれよと仕事が続いて、気がついたらプロデューサーになってました」

■最初から映像の世界を目指していた?
「最初はロックミュージシャンになりたくて、ギター片手にあちこちフラフラしてました。その間、ありとあらゆるアルバイトで食いつないで。初めて映像の仕事をしたのもその頃です。そのうち自分にミュージシャンは向いてないなってことに気づいて、じゃあどうしようかと思ってた時に、先の知り合いから声をかけられました」

■仕事は最初から順調だった?
「全然。映像の仕事をしたことがあったからって、そんなのプロの仕事と呼べるものじゃなかったし。でも、わからないことを人に聞いて恥ずかしい思いをするのも、知らないことを学ぶのもちっとも苦じゃなかった。自分の行動力には自信があったし、やれるだけやってみようと思って。そうやってなんとか乗り切った感じです」

■これまでどんな職業を経験した?
「いろいろやりましたよ。塗装業もやったし、それこそ映像の仕事もしたし、探偵をやっていたときもあった。でもどこの仕事も長続きしなくて。最初は頑張るんだけど、だんだん気持ちが向かなくなってきちゃうっていうか、飽きてきちゃうんですよね。だからいろんな職種を経験したのと同じ数、いろんなところでクビにされてきました」

■それでも映像の仕事はずっと続けてきましたね?
「映像の仕事は、ひとつのことだけをやればいいってわけじゃない。あれもこれも、いろんなことをやって、覚えて、形にしていく。だから飽きてる暇がないんです。もともと僕は気が多い方なので、こういった仕事のやり方が性に合っていたんでしょう。おかげで今日まで続けてこられました」

■仕事をする上で心がけていることは?
「単なる“マニア”になってはいけない、ということ。職業柄、たくさん映画を観るし、それなりに詳しくもなるけれど、いわゆるマニア・オタク目線にならないように気を付けています。好きなものに対して執着する、こだわる人たちの気持ちはよくわかる。でもそれを外部に向けて発信できなければ、仕事としては成り立たない。魅力ってのは、なるべく多くの人に伝わってなんぼですから」

■個性的な作品が多いのはご自身も個性的だから?
「まさか。僕はいつも、どうやってちゃんとするか、普通はどうやるのかってことばかり考えてますよ。それでも変なのができちゃうんで、困ったもんだなと。ただ、映像の中で何を表現しようと、それは僕の自由なわけで。たとえば鈴木清順監督は“イイものなんて作るな、おもしろいものを作れ”と言う。まったく同感。僕だってマジメに作品に向き合ってるし、きちんとした作品だってある。でもこの世界に“クソマジメ”は必要ないんだよね。イタリアの車みたいなもので、どうしようもないけどおもしろい、っていうのが最高なんだと思います」

■プロデューサーになるためには?
「“なるもの”ではなく、流れの中で“なっちゃうもの”かな。現場であたふたしてるうちに、自然となっていく。実際に僕がそうだったし。この世界で仕事を覚える、仕事ができるっていうのは、結局のところ“いかにいろんな人とコミュニケーションがとれるか”に行きつきます。言い換えれば、仕事を覚えるっていうのはさまざまな共通言語を習得するようなもの。ひとつのことに執着するより、広くたくさんの事柄に触れる方が絶対にいい。僕も今までいろんなジャンルのアーティストを見てきました。結果、それがプロデューサーとしての目を養うことになったんだと思います」

■今後もこの仕事を続けていく?
「どうでしょうねえ。正直言うとわからないというか。やりたいことはいろいろあるんだけど、実際どうなるかはそのときにならないと何とも言えないでしょ。もしかしたら全然違うことをしているかもしれないし。まあでも、なるようになるというか、転がり続けた先に何か見えるんじゃないですかね」

  • 最終更新:2016-11-09 17:51:29

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